1/2ページ目 行商から戻った時、庭先で歳三は、ふと足を止めた。 為次郎の部屋から三味線の音色が聞こえて来た。 歳三には、その主が兄、為次郎でないことが解っていた。 ここ最近、為次郎の部屋から、一体誰が弾くのか、艶やかな三味線の音色が聞こえていた 「まただ…。」 その艶やかな音色に、歳三は心を惹かれ始めていた。 一体誰が弾いているのだろうか…? 歳三は三味線の主が一体誰なのか気になった。 兄の三味線に勝るとも劣らぬ、その三味線の音色の主の正体を、歳三はどうしても突き止めたいと思った。 三味線の音色に誘われるように、歳三は静かに為次郎の部屋の方へ近づいて行った。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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