梅香抄 ‐出会い篇‐

【其ノ壱】
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行商から戻った時、庭先で歳三は、ふと足を止めた。
為次郎の部屋から三味線の音色が聞こえて来た。
歳三には、その主が兄、為次郎でないことが解っていた。
ここ最近、為次郎の部屋から、一体誰が弾くのか、艶やかな三味線の音色が聞こえていた 「まただ…。」
その艶やかな音色に、歳三は心を惹かれ始めていた。
一体誰が弾いているのだろうか…?
歳三は三味線の主が一体誰なのか気になった。
兄の三味線に勝るとも劣らぬ、その三味線の音色の主の正体を、歳三はどうしても突き止めたいと思った。

三味線の音色に誘われるように、歳三は静かに為次郎の部屋の方へ近づいて行った。
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