円堂を先頭に鬼道、吹雪、一ノ瀬が、そして真ん中には瞳子監督や風丸、塔子、壁山達。最後にカイト、愁が後方に位置する布陣で小さな部屋を抜けようと目の前にある扉に向かって走っていく。 円堂 「皆、急いでここを抜けるぞっ!」 そういい次々と小さな部屋を少年達は抜けていく。 あと5人.... あと4人... あと3人.. あと2人. そしてあと部屋に残っているのはカイトと愁だけになり二人も扉へ向かい走っていく。 カイト 「この部屋には敵はいない、さぁ扉へ向かうぞ。」 カイトは後方に敵がいないか確認しながら走って扉へと向かっていく。 愁はカイトの前で左右を確認し敵がいないことを確認して同様扉へ向かう。 そして扉の前に愁は到着し足を止めてしまう。 愁 「カイト、早くっ。僕らで最後なんだから一緒に扉を抜けよう。」 愁は一緒にゴールするために扉の前でカイトを待つ。 カイトは呆れながら愁に答える。 カイト 「わかった、わかった。少し周りを確認してt..!バカ!!!避けろ!」 ドンッ!!! ガシャン!!! 何かを押すような音が聞こえそれに吊られるかのように金属の鈍い音が響く。 沈黙の時が少し続く そしてそれを破ったのは彼だった。 彼がいつも発することのない以外な声を出す。 愁 「どうして...どうして僕を助けたんだよ!!!カイトのその足なら、自分だけ扉を出ることだって出来たはずなのに...どうして...」 そうカイトはシャッターが閉まるのにいち早く気づき愁を助ける為に背中を押したのであった。 自らは助からないのを承知の上で。 友を守る為に。 カイト 「....」 カイトは何も返答せずただしまったシャッターに身体をもたれかけていた。 愁 「なんで....僕なんかの為に。」 そして雷門一同は今までの過去と今の出来事をダブらせていた。 特に影響を受けたのは円堂と吹雪だった。 円堂 「カイトっ!待ってろよ!オレがいま助けてやるからっ。」 円堂は必死で壁を叩く、しかし鉄の扉はびくともしない。 そしてもう一度叩こうとするが。 秋 「気持ちはわかるけどこれ以上自分を気づつけないで...」 秋の悲しい表情に円堂の腕は止まる。 円堂 「ゴメン....でもオレ、どうすれば..。」 吹雪はあまりの衝撃に突然一言いう為に口を動かす。 吹雪 「マッハくん.....」 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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