イナズマノベル

第四章 激動

第四章  激動

バーン 「お前にオレの何がわかるんだぁ!」



灼熱の業火を纏い炎のような少年は紫髪の少年へと向かってゆく。

灼熱の業火を受け止め戦いのピリオドをつける為にカイトもそれに立ち向かう。



二人の距離がどんどん近くなりENDへと向かってゆく。



そして二人がぶつかり合間見えようとした瞬間、予想もしない展開が起きた。



トッ......



灼熱の業火はカイトへとぶつかる寸前に消え失せた。


灯っていた灯籠の光が静かに消えるようにフッと炎は無くなっていった。



炎を失い疲れはてた少年は無言で静かにカイトの目の前で倒れた。



それはプロミネンスキャプテン、バーンの敗北を表す結果に終わった。



カイト 「........勝った...のか...?」


フィールド全体が沈黙し、まるで時間が止まったような錯覚を起こす。


ヒート 「バーンが...破れた....?」



ヒートは不安と焦りの隠せずに無神経につぶやく。
     


カイト 「そうか...オレが.....勝ったのか...そっか!」



ドシュッ!!!



思わぬ展開で見事バーンに勝利し唖然としていたカイトは勝ちを核心しニヤリと笑いゴールへボールを蹴り放つ。



グレント 「.......はっ!」

もちろん動揺し不安を隠せずにいるグレントになど元々速いカイトのシュートが止めれるはずもなかった。



そしてここで終了のホイッスルが鳴らされる。


これは雷門の勝利を、プロミネンスの敗北を表していた。


角馬 「ここで試合終了...熾烈を極めた試合に見事勝利したのは雷門中、雷門中だあ!!!!!」

勝利した雷門中メンバーは緊張や動揺、焦りという不安材料がなくなったおかげですごい盛り上がりが起こる。

円堂 「カイトやったなっ!お前のおかげで勝てた!ほんとにありがとう!」

カイト 「あぁまあやれるだけの事をしたまでだ、それに「オレのおかげ」じゃなく「皆のおかげ」だろ?」

カイトは気分がいいのでいっているのか本音なのかとりあえず皆のおかげだと答える。

そしてその台詞に大して皆がカイトに感心の視線を与える。

そして雷門は大いに盛り上がった。

瞳子 「もう....決着は近いのかもしれないわね、ヒロト...」



そして雷門が盛り上がる中プロミネンスはというと。

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