イナズマノベル3

第六章 ブライトネスの真実

第十六話 白恋中での七日間 その5
    −ブライトネスの真実−





 ……私は、大きな過ちを犯した…。






 …だから、償わねばならない。







   …その罪を。










  ---- 一週間前 帝国学園 ----

ウルビダ『ブライトネスの次は帝国学園… 面白いヤツらとの試合が続くな、円堂。』

ウルビダ『『アイツ』が気になるのも分かる気がするな。あのサッカー…。何か、他のヤツがやるサッカーとは、何かが違う。』


 ---- 六日前 北海道 市街地 ----

ウルビダ『フッ… 円堂たちは、そろそろ白恋に着いただろうか?』

ウルビダ『となると、私も白恋に向かわねばなるまい。ブライトネスについて、円堂に伝えねばならない事があるからな。』


 ---- 三日前 北海道 市街地 ----

ウルビダ『…下らない輩だ。』
不良A『あ…頭が…』
不良C『くっ、アイツをぶちのめすぞ!』

ウルビダ『フッ、トロイな。』
不良B、C『ぐほぉっ!!』

ウルビダ(以前の私なら、わざわざこんな事しなかったかもな…。)




  -----白恋中 校舎-----

ウルビダ「私は… ずっとお前達を追っていた。雷門に多くの選手が集まるまで… ブライトネスの正体を告げるために…!」
杉林を背に、ウルビダはそう言った。
その場が静寂に包まれる…。

円堂「ブライトネスの… 正体…?」
鬼道「…やはり、ブライトネスは、エイリア学園とは無関係、という事なのか?」
ウルビダ「フッ…」
青髪の少女が消えた、かと思うと、円堂らの目の前に現れる。

都葉苦「!! 何だぁ!?今の!」
豪炎寺「エイリア学園独特の超スピードだ。まだ使う事が出来るのか…。」

ウルビダ「これから話す事は、全て私が体験した事だ。信じるか信じないかはお前達に任せる。」
木暮「…フ、フン!エイリア学園の奴の事なんか、信じられるか!」
目金「た、確かに少し信憑性に欠けますね…。」
一之瀬「…信じて、いいのだろうか…。」
他のメンバーも半信半疑、といった感じである。
無理も無い。ブライトネスの現れ方や能力からして、エイリア学園の残党だと思っていたメンバーは少なからず居ただろう。

ウルビダ「…ならばそう思っているがいい。では、話すぞ…。」

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