第28話「石ノ森SC・解決編」 強敵・石ノ森SCとの戦いは0−0のまま延長戦に突入。 スタミナ不足の助っ人達を狙われるが、円堂の『イナズマブレイザー』が遂に覚醒。 強力なシュートを受け止め、試合終了直前に完成した『ダークネスファイア』で、1点を決めて…。 *** 円堂「なんとか、勝てたな…。」 風丸「凄いじゃないか円堂。『イナズマブレイザー』を使えるようになって。」 そこで円堂は自分の掌を見つめる。 円堂「でも…なんか違うんだよな…こう、『ズババババーン!』てくる何かが足りないような…。」 風丸「良いじゃないか。今は優勝候補に勝てたことを喜ぼうぜ!」 円堂「ああ、そうだな!」 がっくりと膝をつく剣崎。 剣崎「そんな…俺達石ノ森エズジーがマゲルナンデ…ウゾダドンドコドーン!(嘘だそんなことー!)」 他の面々も、その辺の中学校に倒されたことが未だに信じられないようで、茫然としていた。 そんな中、シャドウはただ一人、ふらふらと出入り口に向かう。 −観客席− ???「残念だ、石ノ森も落ちたな…。」 ボロボロのコートを羽織り、フードで顔を隠した男がフィールドに立ち尽くす門矢を見て独り言を言った。 そしてコートを翻し、1人会場を後にする。 手に持っていたサッカーボールを蹴り、鮮やかなボールさばきで周りにいた客達を魅了しながら…。 丁度トイレから出て来たシュウが、その人物を見て目を見張る。 シュウ「あいつは…。」 シュウが慌てて追いかけるが、ボールを再び手の上に乗せ、スタスタと歩くその男は人混みに紛れ、消えた。 シュウ「あいつ、この会場に来てたのか…。」 男の着ていた黒いコート、その背中にプリントされた『東京ELEMENTS』のロゴを見て涙ぐむシュウ。 シュウ「元気でやってるなら良いが…。」 涙を拭い、フッと息を洩らす。 ゆりか「前から気になってたんだけど、何なの?『エリアX』って。」 シュウ「そんなに知りたいならついてくれば良いですよ。これからそこに行くので。行ってから説明します。」 シュウはそう言うと、スマートブレインスタジアムを見上げる。 シュウ「その前に僕はちょっと用事があるので…。」 眼鏡を指で押し上げて、シュウは再び会場に消えた…。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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