イナズマノベル2

第二十三話

第23話「絡み合う運命」

帝国学園に現れ、取引を要求した日本FCのキャプテン・日本 一。

金で対戦相手を買収し、不戦勝で勝ち残ってきた彼らに対し、取引を拒否して試合を申し込む鬼道。

一方、白恋や戦国伊賀島など、各地でライバル達は激戦を繰り広げていた。

雷門が勝ち抜く裏で、それぞれのチームは戦いを初めていて…。

***

−某所−

ジョーカー「『ノア計画』は順調に進んでいるな…。」

暗い部屋にジョーカーが佇む。

ジョーカー「早くライバルを蹴落とすがいい…。お前らに与えられた使命は、互いに潰し合い、俺の最強の手駒となること…。」

またしてもモニターに映し出された映像を見ながら呟く。

ジョーカー「512チームの戦いが終わる時、真の意味での勝利者は俺となる…。」


−帝国学園−

土門「『キラースライド』!」

高速スライディングで舞踊からボールを奪い取る。

土門「寺門!」

寺門にボールが回る。

寺門「行くぞ辺見!」

辺見「命令するなあ!」

2人がゴール前で飛び上がり、ボールに連続で蹴り合う。

2人「『二百烈…ショット』!!!」

『百烈ショット』二個分の力が込められたシュートが、海が守る右側とは反対側に放たれた。

海「無駄だ…『剛海怒涛』!!」

岩をも削る勢いで、荒々しい波がボールを弾き返す。

一「無駄だ…俺達は日本一のチーム。負けるはずが無い。」

一がボールをドリブルし、あっという間に源田の正面まで走り抜ける。

一「そして、日本グループの跡取りとして、負ける訳には行かない!この戦いの頂点に立ち、名誉を手に入れるんだ!」

一の足に力が込められる。黄金に輝く右足を振りかぶり、ボールに叩きつけ…。

一「『キング・ザ・ブレイク』!!」

黄金のシュートは、真っ向から源田に向かって飛んでいく。

鬼道「源田ぁ!!」

源田「我らは帝国学園…日本一に返り咲くのは我々だ!『フルパワーシールド』!!!」

力強く拳を地面に叩きつけ、衝撃波の壁を作り出す。

一「負けるかぁ!」

一の気迫とは裏腹に、ボールの勢いは徐々に無くなっていく。

先程とは違い、『フルパワーシールド』にはヒビ一つ入らず、ボールを遥か前方に弾き飛ばした。

源田「頼むぞ、鬼道!」

弾かれたボールを胸で受け、鬼道、佐久間、寺門が走り出す。

鬼道「お前たちは確かに強い…だが、経験の差で俺達が上回っている。行くぞ、佐久間!寺門!」

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