ひまわりの季節
君からの便りがこなくなってから
丸一年が過ぎたかな…
出した手紙も二日で戻ってくる
切ないけれど、君が元気でいてくれれば
それでいい
今日から春が終わって夏になる
君が昔話してくれた"ひまわりの季節"に
僕は海へ出掛けた
君がいそうな気がしてたから―
明け方の海で見掛けた後ろ姿は
君によく似た歩き方をしていた
その背中が振り返った瞬間(とき)、
君の笑顔がそこにいた
君が目の前で"ただいま"と
優しい瞳で話しかけたのと同時に
僕は"おかえり"と 強く抱きしめたんだ
隣りにまた君がいる事－
一番、不安だった空間<すきま>を
埋めてくれる
その存在そのものが僕にとっての"宝物"
手を繋いで海辺を歩く
僕らの想い(きもち)はあの頃と、
何一つ変わっていなかったんだね
きっとこれから色々
語ってゆけると…
僕は君を永遠(とわ)に守り続ける
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