一華
少ない言葉だけど
微かな一言だけど
それだけで十分な愛が伝わってくるよ
少なくとも僕の心には響いたのだから
華は彩<いろ>をつけて
美しく綺麗に尚 やさしく咲いている
華の言葉も鮮やかでやさしく彩をつけて
周りに幸福を与えているね
時には強く 時には弱く
それでも華の振りまく愛は
こうも美しく綺麗に
泣いている子に優しく手を握る華は
MARIAにみえた
悲しみ暮れる子にそっと抱きしめる華は
MARIAにみえる
それなのに華は自らを汚れた華だと掲げる
周りには愛を与えられるのに
自らには愛すら与えない華の
この魅力に惹かれた
少ない言葉だけど
微かな一言だけど
それだけで十分な愛が伝わってくるよ
少なくとも僕の心には響いたのだから
華は彩<いろ>をつけて
美しく綺麗に尚 やさしく咲いている
夢を抱く少年に華は
人を愛する言葉を捧げた
それはMARIAにみえたけれど
自らには愛の言葉も捧げない
自らを愛さない訳ではないけれど
それより先に愛を知らない子らに
少ない言葉だけど捧げているね
微かな一言だけど
それだけで十分な愛が伝わってくるよ
少なくとも僕の心には響いたのだから
華は彩<いろ>をつけて
美しく綺麗に尚 やさしく咲いている
だから華はいつまでも
美しく綺麗に咲き誇る
2007.3.27
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