ヤン・マゾッホ（Jan Mazoch 1985年9月5日生）［チェコ・スキージャンプ選手］
2007年1月20日、ポーランドのザコパネで行われたノルディックスキージャンプW杯・第15戦ラージヒル2本目のジャンプで強風にあおられて頭から転倒する事故を起こした。直ぐにクラクフの大学病院に運ばれたが、脳挫傷で意識不明の重体であった。
そもそも事故当時のザコパネは、2日前にヨーロッパで起こった嵐の影響が少し残っているかのように、スキージャンプを決行するには少し強めの風が吹いていおり、この事故後には天候不良で中止となっている。
1月25日、ヤンは奇跡的に昏睡状態から脱して自力で呼吸するようになった。意識も戻って自分で食事もとり、歩けるようになった。
7ヵ月後の2007年8月に、斜面に戻ってジャンプができるまでに回復。その年の9月には、オーストリアでスキージャンプ競技に復帰した。しかし、2008年シーズンは思うように結果が残せず引退した。
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