川村カオリ



川村カオリ(かわむらかおり 本名:川村かおり 1971年1月23日生)
 [歌手]


 商社駐在員を務めていた日本人の父とロシア人の母との間に、モスクワで生まれる。

 11歳の時に家族と共にモスクワから千葉県に移住。帰国後に編入した小学校で、日本人ではないという理由から壮絶ないじめに遭う。毎日上履きを隠され、教科書を破かれ、給食にゴミやゴキブリを入れられ、「川村かおりを殺す会」が作られるまでに至った。中学校では、ソ連による大韓航空機撃墜事件が起きると、教師から「この外道が! ソ連に帰れ!」と言われたという。一方で川村自身も同級生をいじめたことがあったという。

 都内の中学校に通いながら新宿Loftやツバキハウスなどにライブを聴きに行くうちに音楽関係者と知り合い、1988年に辻仁成プロデュースにより、シングル『ZOO』および同名アルバムでデビュー。

 1990年、『神様が降りてくる夜』が「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」のテーマ曲となりヒットする。1991年には『翼をください』もヒット。また1989年4月から1991年6月までニッポン放送「オールナイトニッポン」土曜2部のパーソナリティを務めた。

 1991年、「東京の休日」で映画初主演。同年4月、当時の内閣総理大臣であった海部俊樹に、当時のソビエト連邦大統領ミハイル・ゴルバチョフとの晩餐会に招待された。

 1993年より活動休止し、ニューヨーク等で生活。1995年6月、音楽活動を再開。所属レコード会社を移籍し、シングル「Big Beat」を発表した。

 1998年、クラブ向きの音楽制作を目的としたソロプロジェクト「SORROW」を開始し、クラブイベントでのDJとしても活動を始めた。この頃、「川村かおり」から「川村カオリ」に改名した。また同年、母が乳癌で永眠。

 1999年2月、バンド「SOBUT」のギタリストであったMOTOAKIと結婚。2001年12月には長女を出産。2004年、乳癌が発覚。左乳房の切除手術と抗がん剤治療を経て、2005年に芸能活動を再開した。

 2007年2月、「SORROW」の活動休止を発表。6月、3年半の別居の末MOTOAKIと離婚。話し合いを経て共に悔いの無い心境で離婚届を提出した事、長女の親権は川村が持つ事などを明かした。

 2008年10月1日、ブログで癌の再発を発表。昨年関節炎と診断された胸の痛みの原因が実際は癌である事が1月に判明、リンパ節・骨・肺の3ヶ所に転移しており、手術が不可能なため点滴での抗がん剤治療を続けている事を明かした。

 2009年1月23日、11年ぶりの誕生日ライブを東京・原宿アストロホールで行う。同年5月5日、東京渋谷CCレモンホールにてライブを行い、全席完売の会場で全13曲を歌った。公演中は椅子に座った状態だったが、アンコールの『ZOO』ではギターを抱えて立って歌った。

 同年5月27日、13年ぶりのフルアルバム「K」を発売。同年7月1日、ブログで癌の新たな転移が見つかったことを報告。

 同年7月28日午前11時01分、乳癌のため都内の病院にて永眠。川村は正教徒であったため、7月30日晩にパニヒダ(通夜)が、31日昼に埋葬式(葬儀)が、日本正教会最大の教会であるニコライ堂にて、聖歌の歌われる中で行われた。聖堂には多くの著名人からの花が捧げられた他、川村のCD、ギター三本などが聖堂内に並べられた。

 2009年7月28日死去(享年38)


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