時は一年前にさかのぼる。満（みつる）が中3の夏、まだ直毛だったころのことである。 「どうするよ満？今日は２中の奴らｺｯﾊﾟにすっか？？」 「バカ野郎！？集中しろ！！！」 満は物凄い勢いで神谷の胸ぐらをつかんだ。 「？！」 「ピンク。」 この頃の満は幼なじみの神谷と毎日喧嘩と覗きにあけくれ、緑川では神眼の満、仏の神谷と三中最強コンビと意気がっていた。 「なぁ満、一緒に族はいらねーか？！怒羅気行等（ﾄﾞﾗｷｭﾗ）の村上さんに誘われたんだよ！！」 「バカ野郎！？集中しろ！！！」 「なにやってんだおまえら！？」 「やべー知くんだ！逃げるぞ満！」 前田知徳（知くん）とは同じ地区の3つ上の先輩で満や神谷にとっては兄貴みたいな存在だった。 「うるせぇーよ！ところで知くんなにその頭？」 「カッコいいだろ満！男はパンチだろ！パンチ佐藤知らないかなぁ？」 「だせぇよ、知くん」 「とりあえずおまえら高校は行っとけよ。どうせ夢とか見つかってないんだろ！緑高には巨乳がたくさんいるぜぇ！」 知らず知らず目線が上の方に行く。 「夢？パンチ！？どうせ俺が入学したら、知くん卒業じゃん！どうすんの？」 知らず知らず目線が上の方に行く。 「俺は野球で大学いくつもり。今年の甲子園ぜってーいくからよ。それからプロへ、そして巨乳ちゃん。これが俺の浪漫だ！！」 知らず知らず目線が上の方に行く。 「だせぇよ、知くん。」 [物語を読む] [指定㌻開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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