形がととのえてありますね、なぜ便器が人間の顔を模しているか、考えてみるとよいでしょう。 焼肉シャンプー マヨネーズ便器 ポニーテールソーセージ 和式が無くならないのはゲエゲエするためだ ホラホラ、これが僕の骨だ 大晦日 区切られた空の 下を向いて歩く 墓地は閉鎖されました 枯葉三昧世界 モスキート文化 首切しないまでも足蹴にされ 私を導くでも零すでもない これら光の無関心 白羊が溶け出す 痛み、 無明の裡に 眼、は灯り 飛び降りる ではなく 渡ってしまう 今日も そうなるようになるのに、マッチを擦ったのは不自然なこと 窓打際 背面風 息口束 喫煙所で煙草が蒸けていくのを いつも暗闇から眺めています ただこの永い一瞬、私はふるえに来たのだ。 プリンセスバーバラ さといもの箱持て少女は郵便局に駆ける田舎は何処に在る 雨に濡れた向こうから電車が迎えに来る 深淵と永遠の、両者、歯車の間から軋む火花。 三千刹海夜沈沈 うらうら珊瑚の羽 空晴るる雲を壺に刺して閉じる ウンタバサ 死体の水底では 救柩者 祝音砲 レイプしないまでも風を感じる 灯台待っている 旅より帰りて、蚊に、迎えられ 色んな人に会った髪を乾かす 水はあふれて 行ける所まで それが私でなかった境に いつも負い目を感じる 万物の皿 受精卵料理 化川敷の石っこを 子供を ほったら化して あぶれた者から自由を急かされる 一幸の羊 じき殺されてしまう雨滴 「オマエ、検査物ダヨナ」 手術後のように指示が出る （注文） どうぞこちらへ 消毒室へ （ガス室へ） 銅鑼、虎、ドア、 貝は棺を閉じる 生きているだけで 鈍、吃る。 あいさつしない日が来たらそれが他人なのだ 奴隷日月 一年後の同日性を、どうして納得していたのか。なぜそれは、確かな形で四年で一回なのか。 焚境堆く 鉄条網の近くでは 「知らない」 「知っている」 「遊んでるでしょ生活はつづいてるんです」 「遊んでいるふりです 遊んではいません」 カフカ「掟の門」全行を、一行ずつカードに分解したことがあった。パズルのように物語を並べ直そうとしたが、六十枚あるうちの数枚には、文脈が見当たらなかった。 探し出してまで読む本に、 一体どんな生活が悩めるのか いっそバラバラに散らべた図書館のほうが出会いがふえると思った 私たちとて、いつ 廃墟にされるか分からない。 本は精神の消物だから毛が伸びたら引っこ抜いておしまい あとからかじかんでくるだろうけど血反吐を街にまみれさすよりはおしまい 殺されたくないから人を殺さないというは、忘れられたくないから名前を覚えるよう、心がけるのと同じです 寝れば死ねるのと同じ 死にたくて眠るのであり 狂気に目覚め、朝 遅れをくり返す 串刺しみどり 私に似せたロボットの、バージョン３になる夢を見た。 その概念は細胞である 何にもして来なかったからね、何にも無いまま、死ぬのさ。 次連れられる人のため 名前を遺しておく 列車は人を金に替え 石炭に替え 燃え殻の上には 石が載せられ 人間体験 ふつつそわか 同じ奴隷を通る 感情に矛を持たせて抒と為す [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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