７・１ 美は、私の世界に存在しない。 ７・１１ 美は、私の世界の外に存在する。 ７・１１１ 私が全てに美を感じるならば、世界にも世界の外にも美でないものが存在しないことになってしまう。 ７・１１２ 私は、あらゆる世界の外に美を感じる。 ７・１１３ 美でないものが私の世界をつくる。ゆえに、世界の外に美を感じることができる。 ７・１２ 私は、世界の外をありのままに知覚できない。 ７・１３ 私は、世界の外に対して沈黙せざるを得ない。 ７・１４ 私は、世界の外に美を感じることができる。 ７・２ 私は、世界の外の事物を対応する諸感覚に咀嚼させることで、経験することができる。 ７・３ 経験するもののうちに美がある。 ７・３１ 経験した美を世界の美と表現することも可能かもしれない。 ７・３１１ 経験した美は世界が吸収する。 ７・３１２ 世界の外に世界の美を再現させるには、相応の技術を備えていなければならない。 ７・３２ 完全に消化された経験は美を失う。世界がそれを奪うからである。 ７・３３ 世界が美を取り込むことを、魂を食らうと言い換えることができる。 ７・４ 世界の外に美を感じるにあたって、世界が美から遠ざかれば遠ざかるほど良い。 ７・４１ 美は匂やかで清潔で快いものであり、経験者は反対に臭く汚く気持ち悪いのが良い。 ７・４１１ 黄金の立場から黄金を見ても違和感が無い。ゴミの立場から黄金を見る、そこに違和感を感じる。そこに美がある。 ７・５ 美を感じる。魂を食らう。そうして生き永らえる。解脱へ至る道を夢見ることができる。 ７・５１ 美は女神の象徴である。 [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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