5・1 私は、怪物を名乗る。 5・11 私には、罪の意識がはたらいている。 5・12 私は、生の苦しみを感じている。 5・13 私は、私の心に悪意を感じている。 5・14 私は、社会不適合である。 5・141 私は社会を害毒として、社会人を社会に呑まれた奴隷やマゾヒストとして認識せずにはいられない。 5・15 私は、戦争を望んでいる。 5・151 戦争は、物語を生みだす上で都合が良い。 5・1511 戦争は、常に愛や死を意識させる。 5・152 戦争は、有能や無能に関わらず、役を与える。 5・2 怪物は邪悪を体現し、英雄は正義を体現する。 5・21 邪悪あるいは正義のために、彼らは彼らのもつ全てを注ぐ。 5・3 怪物と呼ばれるようになるか英雄と呼ばれるようになるかは、それが演じられている物語の様子によって決まる。物語において常に、英雄が怪物を倒すと決まっている。 5・31 私は本来、自分が怪物と呼ばれるべきか英雄と呼ばれるべきかを知らない。 5・311 私が怪物を選んだのは性分である。私が怪物や英雄を包括する中の役を選んだのは性分である。 5・32 強いて言えば、怪物は求道に根差し、英雄は覇道に根差す。 5・33 私の正義は現実のためのものではなく、世界のためのものである。 5・331 私の正義は他者よりも自己を優先するものである。 5・4 怪物は女神に滅ぼされ、英雄は女神に跪く。どちらも、解脱へ至る道には違いない。 5・41 人間である限り、解脱には至らない。人間愛は、輪廻を繰り返すからである。 5・411 解脱は、狂わなくてはまず実現されない。 5・42 女神への敗北は、怪物にとっての勝利である。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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