2021年11月23日(火) 【日記】 このままじゃいけない、とか思うとふでをとることがある。文字でつなぐ思考の迷路に出口なんてありやしないのだが、その模様でもがく様を興じる人のあるとすれば少しは書いた意味も報われるのかもしれない。基本的にはどうでもいい。スーパーに貼り出された年賀状が寅ばかりであるのを見て、来年母が還暦を迎えるのを知る、私は母が産んだ歳よりも多く嵩を増したのに一向に大人になった気がしれない。税金は支払うようになってもこの世からいつ滅ぼされる身であるか、死刑執行が行われるのか行われないのか告げられることもなく凡人のふりをして黙って生きながらえているような。息を殺している？ いやそれなりに言葉を発することはあったのだ、しかしどんな鼻歌も私の声を通しては短調になり、暗くなっていく、鬱蒼と茂り、地味な山へ登るには紅葉狩り一行の下ってからがいい。気のきいた色のついた葉っぱを拾うでもなく前からそこにあったであろう石や岩の影に目を落とす、天が忘れものをしたようにちびちび項垂れるわき水を施しだと思って時間をかけて汲む。沢山な物量を所持した方に人生の重み深みが傾くでもないのに、外出する動機のたいていは何かを買う為だ、得る為だ、くだらない経済活動だよ。何のために山へ登るのか告げられないまま置き去りにされている方が幾分か生物的であるかしれないのに、歩けども歩けども腹をみたしながらにしてひもじい。コーヒーばかり呑むのも生産性が無いなと思いとどめて、気がつけばお湯ばかり体の中に注いでいる、そんなんでも生きながらえるであろう？ 詩はどこにある、そんなもの無門関で言うところの「無い」だよ。 ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
友達に教える [編集] 無料ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ作成は@peps! |