人肉経

2021年07月13日(火)
【日記】
私が私の時間を動かしたいならば、私は書かなければならない。日記を書くのを辞めてしまうということは、そこで私が止まってしまうということ。何でもいいから私が居たということの証拠を、片鱗として落としたい。

靴の中にある足は固定されてしまって、それが足の為に良いことなのかどうか分からない。昔の日本人の足腰は強かったわけであるから、私も鼻緒のついたサンダルを履いて、仕事行き帰りの片道5キロ歩いてみる。靴ずれはハンパなく痛い、しかしそれにも勝る足の指をつかって地面を進んでいることの喜び。かつて私は走ることが好きで陸上競技を続け、そして走ることから遠ざかり、歩くようになったり時には再び走ることもある。原始的な行い、やってみれば何でも無い。しかし直立二足歩行ができる唯一の動物である人類に生まれながら、その恩恵を行わずに何を楽しむことのあろうか。一ヶ月以上山へ登っていないが、やることなすこと何らかの形で繋がっており、それが好きになればその先でつながっている方も好きになるという、生きることを楽しめたらいいね。

周りで働いている人々をこの際、有象無象と呼んでしまう。なぜなら他愛のない会話を越えて、私に呼びかける者の無いからである。私は私の奥にある洞窟のようなもの、それはまさしく空洞なのかもしれないが、そこは誰か別の洞窟とつながっているのだとしたらロマンのあるじゃないか、つまりそうこんなのは現実において、普通に生活する一般論においてはどうでもいいことなのであるが、それをどうでもよくないと思い切る私は確かに存在するのであるから、その手を伸ばさずにおかないでは居られないようになった。これを人によっては絵を描いたり曲を作ったり、大掛かりに映画を撮ったりいっそ空洞を埋める為にセフレを求めては肉体を贄に捧ぐのか知れないが、私の場合は詩だった、そういうことだ。詩といっても同族である他人の詩とひとくくりにされるかどうかは私にとってどうでもよいことであり、かつては詩と呼ばれるのを避けるようにして別の名前をつけようとも試みた。それがどういうわけか、詩に帰ってくるとは。また思い出したように三日で飽きるって? そうかもしれない、何の筋トレにもならない努力だとしてもだ、そのとき私は確かにそのときを生きていた。などと胸を張って声を大にして言える三十路でも無いんだろうけど、夢があるってことはそれだけで素晴らしいことだと、直立二足歩行をする動物に生まれてきたからこそ思うんだよ。



<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
++新着ブログ記事++