2021年07月04日(日) 【日記】 群馬の実家に帰っている。理由という理由は無い、ただ顔が見たかったので。コロナ禍だからダメかなあ、むしろそうでもなければ見たいという想いすら生まれなかったのかもしれない。 温かい風呂。清潔な部屋。冷えた飲み物。まるで私が生きている文脈とは違うように、故郷は気づけば変化していく。ばあちゃんのために設けれた手すりとか、つい先月末で閉店したレストランとか。近所のスーパーでも寄れば知り合いの一人くらい居るんじゃないかと不安と期待の入り交じるけれど、そんな都合のよく人は待っていない。帰ってすぐ仏壇に向かい、父へ線香を送る。 新聞を読む、同じ県に居ても全く知らない人々が何々をしていると教えてくれる。母も祖母もテレビに夢中、何をそんなに観ることやあると。二階の自室へ行き、中学校の卒業文集を広げる。私は詩人であり旅人であると宣言している、何なのだろう部活を頑張ったとか修学旅行の思い出とかほっぽり出して。父が亡くなったことなんか触れちゃいない、代わりにとことん夢へすがりつくように。23歳で死ぬんだと密かに誓っていた私はいつから居たのか定かではなかったが、それも終わった、私はもう30歳だ。 誰か居ませんか。私はまた、あなたに会いたがる。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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