人肉経

2017年06月04日(日)
【日記】
大人になるとできることがふえるというけれど、かつて通っていたはずの小学校にも、中学校にも、用が無ければ出入りすることはできなくなる。可能性があったからと言って、そのルートを通れるとは限らない。工事中かもしれないし、土砂崩れで封鎖されているということもある。

何とは無しに、昨日と同じ帰り道を選んで、チョコミントのハーゲンダッツを食べた。食わなくてもいいシナリオ。回り道を持て余して。

起きてから寝るまでが生活だとして、私のリズムはきっちり狂っている。これが音楽だとしたら立派なノイズであって、やはりかだからか、私はまた、何者でもなくなった。

読みづらいことから分かるように、私は取っ付き辛い人間ですとアピールしているようなもので。いつだったか反省文を書いた時、物語のようにしか語れない自分がいた。偉い立場の人に思考を修正してもらった。きっと自分では直せなかった。今は偉い立場の人も居ないから、どこかで道を誤っていても、それが昨日と同じ道だとしても、気づくことはないんだ。

コーヒーを飲もうと思っていたのが、ココアやチョコじゃないか。バーカ、それはまがいものだから、きっとまた眠くなるよ。

生まれた時、私は召喚され。予選はクリアだった。参加することがオリンピックの意義であるはずなのに、メダルをいくつ取ったかだなんて、戦争の予選みたいなことおっぱじめる。小さな国の名前なんて見向きもしないし、その向こうで大きな国より死んでいるかもしれない人のことも、数でしか知ることはない。知ろうとしたことさえないかもしれない。

こういうことを書くから、青春などと呼ばれる括りつけが戻ってくる。アクリルキューブに詰めてしまえば標本として取り扱いことができるのに、まだナマモノだから腐る。

誰に会うこともなければ、積極的に体を洗うこともないだろう。反復から無くしていきたい、でも寝ては起きてしまうから、たまに変な現象が起きてしまうといいのに、うつつのさなかに出会った6文字の言葉を、メモすることもなく起きてしまった。後悔、軽い後悔。

独白が流行っているのでしょうか、パフォーマンスとして観る機会はあるけれど、やはりそれもまた「如何にも」という印象がある。晒されることのなかった星の下に洞窟は開けていて、誰とつながるでもなく一生を終える、地下生物のことをたまに考える。

青色だとは思いたくない。確かに昔は好きだったけれど、今ではまた、違う誰かのことを好きになっている。そうでなくともゆるされることはないのだし、「ゆるさない」から、私はあなたのことをよく憶えています。

排水溝の近くで流れていく汚水の、生まれ変わっていくイメージ。

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