KURC「今日の国分和三盆」

アンプラグドの利を活かし、アコースティックスタイルで何か事を起こそうとする企画集団・KURCの国分和三盆のブログです。

今日の2018ベストアルバム

2019年01月08日 | 今日の国分和三盆
今年もこの年一回のブログが更新です。かつてはこのブログも頻繁に更新していたし年間ベストアルバムの選考も日々沢山買って聴いた多くのCDアルバムから厳選し悩みに悩んで選考し、多い時には洋楽編と邦楽編に分けてベストを選考した年も
あった様に記憶しております。ですが時は過ぎ、歳を取ったせいもあるのか新しい音楽に触れる機会やそれらをキャッチしようとするアンテナの劣化と意欲の低下、それに伴って昔はあれだけ買っていたCDも全然買わなくなり、なおかつ近年ではApple Music等のストリーミングサービスの恩恵もあり益々CDを買わなくなる始末。果たして、こんな人間がいくら「私的ベストアルバム」とは言え偉そうに2018年ベストを選考する資格があるのかどうかは未だに疑問。だって一年の中でCDアルバムを買った枚数はもしかしたら10枚無いのかもしれない、っていう位に2018年に一年間に買った枚数は少ないし、個人的に一番聴いたアルバムはApple Musicで聴いたナパームデスの2000年のアルバム「Enemy Of The Music Business」だ。

なので今回の「2018年のベストアルバム」の内容はそんな状況でもCDで買った、そして聴いた10枚のアルバム達でございます。多分、次回からは全部Apple Musicから編集したプレイリストとかで発表したりするんだろうな。と思いながら今回はいつも通りの選考方法とサンプルCD作りをしましたわ。そんな訳で2018年の私的ベストはコチラ!

「2018ベストアルバム」解説
(ランク付けは特に無し、順不同で紹介します)

1.佐木伸誘「VOICE & HUMM.」
釧路にも頻繁にライブに来てくれる佐木さん。本作はそんな佐木さんのライブをそのままパッケージングしたかの様な歌とアコギだけのシンプルな構成のアルバム。本来は2017年に買ったCDだけど2018年もよく聴いたな。聴く側のニーズに応えられている素晴らしい一枚。

2.内田有紀「プレゼント」
内田有紀のデビュー曲からのヒット曲を集めたベスト。このアルバムに収録されてる「アイシテル」という曲は「作詞:中山加奈子、作曲:奥居香」という「Diamonds」や「ジュリアン」と同じ布陣で書かれた往年のプリプリ節が溢れる名曲で、コレを聴きたくてメルカリで買ったのだが他にも良い曲が結構多い良盤。あと、昔から思ってるけど内田有紀の歌がちょうど良くて好きなので、彼女には是非とも歌手活動を頻繁にやって欲しいと昔から思う今日この頃です。

3.JULIANA HATFIELD「JULIANA HATFIELD SINGS OLIVIA NEWTON-JOHN」
「ジュリアナ・ハットフィールドがオリビア・ニュートン・ジョンの曲のカバーのみでアルバムを作る」という本作。どちらも好きなアーティストなので、このニュースを最初聴いた時は震えました。まさに個人的には「盆と正月が一緒に来た」かの様なこのアルバムは内容、ジャケットのアートワーク共々ツボだわ。このアルバムに関してはストリーミングだけでは満足できないかもと思い、珍しくアナログも買おうかなって一瞬迷いました。

4.Cheap Trick「Greatst Hits-Japanese Single Collction-」
チープ・トリックの2018年に発売したベスト盤。今までの数あるベストにもなかなか収録されていなかった「甘い罠」の初期バージョンや映画「トップガン」のサントラに収録されていた「マイティ・ウィング」が入っているという選曲の良さでマニアにも初心者にもオススメ出来る一枚。

5.KoRn「GREATST HITS Vol.1」
「見た目がボーカルのジョナサン・デイヴィスに似てる」というだけの理由で今までほとんど聴いた事の無かったKoRnのコピバンに誘われてライブまでやってしまった2018年。レパートリーを覚える為に買ったこの本作ではあるが時代を作った先鋭的なサウンドに驚きと感じましたわ。最敬礼!

6.V.A.「A GATE OF SUN」
50年代のサン・レコードの音源を集めたこのオムニバスは2018年当初、密かに50'sがマイブームだった俺にヒロレコーズがくれた絶品のコンピ。あとジャケットの絵も秀逸な猫ジャケという傑作!

7.奥田民生「カンタンカンタビレ」
奥田民生がYouTubeでレコーディング動画をUPしていた他アーティストへの提供曲のセルフカバーを集めた今回のアルバム。YouTubeも散々見たしApple Musicでも散々聴いたので「さすがに悪いな」と思って先日CDで買いました。自分で宅録をする身としても色々と考えさせられた一枚。

8.米津玄師「YANKEE」
今年は「LEMON」が大ヒットだった米津玄師ですが俺が聴いてたのはコレでした。「LEMON」はこれから聴いたりカラオケで練習する予定。

9.みきとP「DAISAN WAVE」
「ロキ」を聴いて久々にみきとP熱が再燃。最初は会場限定みたいな感じでリリースされてて購入は諦めていた本アルバムでしたが今月3日になんとアニメイト限定でリリース!コレ買うのに初めてアニメイトでCD買ったわ。

10.みきとP「MIKIROKU」
前述のみきとPの本人歌唱のアルバムがコチラ。本作も2018年に買った数少ないアルバムの一枚なのでコチラもランクイン。コレはコレで好きよ。

今日の一枚
・ナパームデス「Enemy Of The Music Business」
個人的には2018年に最も興奮したNo.1アルバム。Apple Musicで聴いてたので今回は番外で。


今日の2017ベストアルバム

2018年01月04日 | 今日の国分和三盆
今回もこの年1更新ブログの季節がやってきました。年々確実に新譜や新しいアーティストの作品はなくなって来ていますが、このランキングが2017年の空気を記したなんらかの記録、または今後の皆様の音楽生活のなんらかの参考になれば幸いです。

「2017ベストアルバム」解説
(ランク付けは特に無し、順不同で紹介します)

・BARBEE BOYS「eeney meeney barbee moe」
正月にバービーボーイズブームが来るのがここ数年のルーティーンで、車の中ではかなりヘビロテでバービーが流れていた。昔は地味だなと思っていたこのアルバムの良さも今ならなまらわかる。

・坂本龍一「async」
雑誌やネットのインタビューを読んで色々気になって購入。地味ながらもやはり世界の最先端で、大病と年齢と膨大な音楽キャリアの果てに行き着いた一つの「人生感」的な境地も感じる一枚。

・Juliana Hatfield「Pussycat」
アルバム出せばこのランキングに入る事確実の自分的「この世で一番好きな女性アーティスト」のジュリアナ・ハットフィールドの新作は地味ながらも飽きの来ない良盤。原点回帰かつ、ここ数年の路線とのちょうどいい融合が昔からのファンにも気持ち良いと思われます。いつか生で観たい。

・Charly Bliss「guppy」
まるで90年代のオルタナギターポップの様な音の新人バンドの2017年のデビューアルバム。ウィーザー近辺とかヴェルーカ・ソルトとか好きだった人にはツボだろうなー。あと、今回のランキングにはエントリーしなかったけど、ウィーザーの新譜は逆に全然ギターポップっぽくなくていたけどそれはそれで良かった。

・Teenage Fanclub「GRAND PRIX」
今年も新譜でもなんでもないけど、書い直したCDが車の中に入っててヘビロテだった。再生回数ならコレがダントツで一番かも。お風呂入りに赤いベレー行った帰りの車内で聴くと、阿寒の山々とこのバンドの音世界がベストマッチングでした。

・NICK DRAKE「PINK MOON」
ふと、凄くニック・ドレイクが聴きたくなって、調べてみると数日後に紙ジャケCDがリリースだと言うので運命を感じてポチッた一枚(今年は、新品でCD買う時はほとんどAmazonだったなー)。
ほぼ全編ニック一人での弾き語りのこの作品は今のボイスメモフォークにも通ずる内省的な一枚。

・ギターマガジン2017年11月号「ビッグマフ特集付録CD」
ファズの定番エフェクター「ビッグマフ」を特集したギターマガジンの付録CDなのだがトラックや音像のカッコ良さと名越由貴夫が吉村氏の機材を使ってブッチャーズのリズム隊と収録した「kocorono session」なんかもあって震える。

・米津玄師「BOOTLEG」
発売前から評判が良かったたので期待大で買った本作。個人的には今までのアルバムの方が好きだがコレはコレでまた良しだし今風なアーティストの新譜も一枚くらいあった方が良いなと言う事で今回はギリでランクイン(笑)。

・Björk 「Utopia」
iTunes Storeで全曲視聴したら(コレもホント便利。良い時代になったもんだ)前のアルバムより全然良さげな感じだったのでAmazonでCDを購入(もうちょいしたらiTunes Storeでそのままデータ購入とかしてるんだろうなあ)。安定のBjörk 。

・V.A.「ACTION TIME VISION」
70年代のレアなブリティッシュ・パンクの音源を集めた4枚組のコンピレーションで個人的には昨年聴いた中でのベストアルバム。ピストルズやクラッシュ等のメジャーなバンドじゃないもうちょいディープなパンクバンドに興味のある方は是非。

※ベテランパンクバンド「原爆オナニーズ」のVo.
タイロウさんによる超詳しい解説記事はコチラ。
http://fujiyama.press.ne.jp/taylow238.htm


今日の一枚
V.A./国分和三盆マイベスト2017(希望者いましたらCDあげます)

今日の2016ベストアルバム

2017年01月31日 | 今日の国分和三盆
プリンスやボウイ、その他にも非常に大勢のレジェンドなミュージシャンが次々と亡くなったこの2016年、個人的にも親友フシミシンヤの死と自身の離婚のダブルパンチという、まさに厄年直撃の激動の1年でした。

そんな激動の2016年の日々を彩ったサウンドトラックが多分コチラ。例年通り新譜だとかその年に買ったアルバムだったとかの縛りに捉われず、ただ単純にその年によく聴いた10作品を順不同で。今年はこんな感じでした。

・バービーボーイズ「ベスト」
去年の頭はバービーボーイズばかり聴いていた気がする(なぜか今年もなのですが)コレは単に世代だからなのか、それともバービーボーイズが未だに唯一無二で現在の自分の様な大人の鑑賞に耐え得るバンドだからなのかそれは最早自分にとっては永遠の謎である。

・平井一彦「密漁」
2016年も平井一彦は凄かった。既発曲の再録とは言え前作のアルバムからわずか一年足らずで早くも新作をドロップする釧路在住の60代の孤高のフォークシンガー(笑)。そのバイタリティたるや恐ろしい。内容も素晴らしく九笹氏のアレンジが見事に平井ワールドと見事に融合してて現代の音になってる快作。

・Andy Partridge 「Fuzzy Warbles BOX」
「永遠の憧れ、心の師匠」ことXTCのアンディ・パートリッジのデモ音源集。現在は廃盤で入手困難だった物がこの度再発されたので9枚組という大ボリュームのコチラを入手。未発表のレアな楽曲からその後のXTCの有名曲のデモ音源、はたまたビートルズのカバー等をお腹いっぱい堪能できる至高のボックスセット。

・Red Hot Chili Peppers「getaway」
前作同様、いや、前作以上に地味ながらも何回か繰り返し聴いていると次第にドンドンとハマってくる俗に言う「スルメ」なアルバム。「このアルバムにピンクフロイドを感じる」と評した人が何人かいましたが、なんか分かるような気がする。個人的にもなんだかこれくらいの渋さが年齢的にちょうど良かったです。ちょっとビターな大人のレッチリ。

・META FIVE「META」
昨年買った数少ない新譜の中の一枚。揃いも揃った豪華なメンツが織りなす極上のセンスとサウンドとグルーヴ。メンツがメンツなだけに、もちろんYMO好きにはたまらないポイントも多数。個人的には「Don't Move」のPV観てからすっかりLINE6のギター欲しい。

・Hi-STANDARD「ANOTHER STARTING LINE」
この作品は正確にはアルバムではありませんが2016年の日本の音楽シーンに起きた大きなニュースの一つとして、そしてそれにまんまと乗せられて発売当日にレコード店の店頭でコレをそれなりの期待を持って購入した、曲がりなりにもハイスタをリアルタイムで体験していた世代の一人としてコレをチョイス。
ハッキリ言って、内容的にはクソです。ですが、このクソみたいな新作が残念ながら今の日本のパンクシーンにおいては最高級のクオリティとアティテュードを持った作品だというのが現状なのだ、と個人的には思います。

・UNICORN「ゆ13-14」
今回のユニコーンのアルバムは、なんか良かった。歴代の有名曲と並んで今後のライブの定番曲になりそうな佳曲が沢山のこのアルバムと再結成ユニコーンの底力はさすが。毎回楽しそうなレコーディング映像も超面白い。

・The Rolling Stones「Blue & Lonesome」
個人的にはダントツでコレが昨年のベスト1。アルバム一枚まるごとブルースのカバーのみでここまでカッコいい作品を2016年にドロップするストーンズはやはり世界のロックの最先端。やっぱり何かが他のバンドとは圧倒的に違う。あと、このアルバムの発売に合わせてアルバム全曲の原曲集を付録CDに付けた「ブルース&ソウルマガジン」は流石だわ。

・BiSH「Killer BiSH」
アイドル好きだけではなくセッチュー千葉くんからオンヌクあきにゃんまでの幅広い層を虜にしたBiSH。確かにバンド好きが聴いても観ても充分な内容のエモさとサウンド。それに加えて少女のアレコレが加わるのだから、まあそれは化学反応としてはグッと来るしある意味バンドやアイドルよりもリアルかも?とも思わせる様な両者のミッシングリンク的な存在のBiSH、90年代あたりから脈々と続くオルタナ・アイドルの系譜の集大成な感じがして個人的にも非常に評価はするんだけど、もしかしたらコレがバンド界とアイドル界の一つの時代の終わりの始まりな様な気がして、個人的にはなんか複雑な気持ちになります。

・ラモーンズ「ラモーンズの激情40th」
ヒロレコーズからの誕生日プレゼントにもらったラモーンズの1stの40周年記念BOX(モノラルミックスの重量版アナログレコードと同内容のCDやライブ盤等を含む3CD+1LPのセット)。ショボい音質と奇抜なステレオ感でラモーンズを初めて聴くビギナーの方にはイマイチおすすめ出来なかったこのアルバムであったのだが(慣れると、逆にコレが味があってグッと来るんだけどね)今回のモノラルミックスでは初期の荒々しいラモーンズのプリミティブな魅力がダイレクトに伝わって凄く分かりやすい感じに。コレでもう完璧なラモーンズ入門アルバムとして40年の時を経て名盤が新たな命を吹き込まれて復活!って感じです。コレクターズの1stの再ミックス盤といい2016年以降のこの流れは個人的には大歓迎!リマスターブームの次はドンドンこういう事をやって頂いて旧譜しか聴かなくなってる我々を今後も喜ばせてもらいたいです。


今日の一枚
V.A./国分和三盆マイベスト2016(希望者いましたらCDあげます)



今日のベストアルバム2015

2016年01月17日 | 今日の国分和三盆
今年も、毎年恒例の「昨年中によく聴いたアルバム(新作・旧作、もしくは昔から既に所有していた作品も含む)のベスト10(順不同)」の発表です。2015年はこんな感じでした。それではどうぞ。

1.Ryuichi Sakamoto/
ILLUHA/Taylor Deupree「Perpetual」
たぶん、2015年になってから初めて買ったCDがコレ。再発やベスト盤とかでないモノを果たして10枚以上買ったのかどうかが定かでない位レイドバックしたここ数年のリスナー生活だしこのアルバムも確かに大御所の作品ではあるが去年買ったり聴いたりしてた数少ない「2015年に出た新作アルバム」の一つ。

2.乃木坂46/透明な色
既発のシングルをカップリング曲も含めてほぼコンプリートで収録されてる2枚組なのでかなりベスト盤的な内容の乃木坂46の1stアルバムなのであるが堂々のランクイン。まあそれにしても「君の名は希望」は名曲。一人カラオケの際には必ず歌ってたし、挙げ句の果てには弾き語りでもカバーしました。

3.THE JULIANA HATFIELD THREE
「Whatever, my love」
たぶん自分が「この世で一番好きな女性ボーカリスト」がおそらくこのJULIANA HATFIELD。彼女の1993年のアルバムでのバンド名義をこの度20数年振りに復活し曲調もサウンド的にもまるで1993年のジュリアナ嬢が戻って来たかの様この新作アルバム。しかも変な違和感も無理な感じも全く無し。マジで「2015年まで生きてて良かった!」と思った一枚。衝撃度、話題性、ヘビロテ度等々、個人的にはコレがダントツでベスト1かも。

4.fago.sepia「the resume」
フランスのマスロックバンドのアルバム。バトルスやバンアパとか好きな人ならツボかも。昨年じょんのび商店のライブで札幌に行った時に知り合った人に教えてもらったこのバンド。「前からこういうの聴きたかった!」っていうコレ系のバンドのイメージ通りのサウンド。しかも予想の上を行くクオリティ。一回是非ライブとか生で観てみたい。

5.釧路ご当地アイドル「Idol Time」
今回色々なご縁があって、このアルバムに収録の「ゆうやけの唄」の歌詞を書かせて頂き、しかもそれがなんと音源化(しかもちゃんとプレスされたCDと歌詞カード!)されてめでたく作品として発表されるという光栄な事となりました。アングラ生活が長かったので、意外とこういう展開って初めてかも。でもまあ、自分の作品がどうとかアイドルや他の作家陣が知り合いだとか抜きにしても客観的に良いんじゃないかと思う一枚。中でも「ミナコニャアタック!」はやっぱ神曲。

6.平井一彦「記憶の目撃者」
ご当地アイドルとは一変してこちらは還暦越えの釧路の重鎮のニューアルバム。道東管隊のギタリスト・キュウちゃんや岡やんの協力の元で平井さんの過去の名曲達が2015バージョンでリニューアル。そして平井さん、現在は既に新作アルバムの制作に入ってるとか!なんと意欲的な大先輩だこと!

7.KEITH RICHARDS「CROSSEYED HEART」
そしてこちらは世界のロックの重鎮ことキース・リチャーズ。「あのストーンズのキースの、しかもブルースやルーツレゲエを基調としたソロアルバム」と話だけ聞くと、なんかこれ以上ない程にオールドスクールなモノを想像してしまうのだか実際に聴いてみるとビックリ!実に現代的。特に音像のクリアな配置感が下手な若手アーティストの作品よりクリアで「2015年の音」って感じ。さすがは世界のトップ。アンテナの鋭さは未だ超現在。

8.ソギー・チェリオス
「EELS AND PEANUTS」
前作のアルバム「1959」も超名盤で2015年中も聴きまくっていた一枚だった鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)と直枝政広(カーネーション)によるこのユニット。今作も、ロックで心地良いアコギの音が聴ける良盤。

9.米津玄師「Bremen」
なんだかんだで何故か好きです米津玄師。この人聴いてから普通のロキノン系とかが逆に聴けない。時々、ちょっと金太郎飴的な作風になりそうな所も含めて好き。

10.sir-betz「Auto Reverse Two Boston Club」
正確には2016年発表のアルバムなんだけど音源は2015年中にほぼ全て聴いていたし実際に自分内ヘビロテだったのでこちらにランキング。幻の宅録バンドが10数年振りにセカンドアルバムを出すという奇跡に驚愕。世間の(普通の)バンドにとっての色んな在り方を再定義させる重要な作品ではないかと。この作品が自分や釧路の音楽シーンとかに色々な良い影響をもたらす事にすごく期待します。

今日の一枚
V.A./国分和三盆セレクション2015ベスト




今日の生誕40周年記念CD・全曲解説

2015年10月18日 | ライブのお知らせ
先日、無事に生誕40周年記念のトリビュートライブが終了しました。皆様誠にありがとうございました。会場で出演者や来場者に国分和三盆がソロになってからのデモ音源とかを集めた20曲入りのベスト盤CDを作って配布しましたのでそれに入ってる曲の全曲解説を簡単にこのブログに書いてみました。CDをお待ちの方は是非ともガイド代わりにこちらをどうぞ。

1.遠くまで
新里組長が作詞、作曲が国分和三盆によるナンバーで、KURCのオムニバスアルバムにも収録された初期のソロ活動を代表する一曲。

2.セプテンバー
2006年の8月末にバンド時代の和三盆が解散し、その翌月に作ったソロ期初のナンバー。ベースを弾いているのはex.けけけの石川貴朗氏。曲中ではカーネーションの「THE END OF SUMMER」の歌詞の一節が随所に。

3.HELP
曲のタイトルや曲調、Cメロでの歌詞の引用にも使われているビートルズの同名曲のオマージュ。歌詞に登場するのはまさに当時の自分の心象を映し出した様な30代の悲哀。あとメロディーはXTCからの影響が伺える一曲。ドラムを始め全楽器を多重録音で一人レコーディングしたのだが録音環境がショボかったのでビートルズやXTCというよりは80年代のインディーレーベルのネオアコバンドの音みたくなってしまったのが残念。

4.シーサイド
当初はダラダラマンの妻ことシーサイド・ユキノさんに提供したナンバーだったのだが後に自分でセルフカバーしてライブでやったら異例の好反響でひょんな事から(おそらく)ソロ期の最大のヒット曲及び代表曲になってしまった数奇な運命の一曲。曲タイトルはもちろんの事、歌詞の内容もユキノさんの実体験を題材に。こちらも「HELP」同様にドラムから生演奏で全楽器を一人で多重録音。

5.象牙の塔
ダラダラマン用に提供した3曲の中の一曲。それもあってか国分和三盆にしては珍しく暗い曲調の一曲で歌詞は(自分を含めた)完璧主義と心の病気に翻弄される人々への警鐘。いにしえのテープMTRを久々に引っ張り出してスタジオに持って行き一人レコーディングで多重録音。生演奏とテープMTRの音質等の影響で独特な質感になったデモ音源かなと。

6.おとなげなし
Rレーベル黎明期から親交のある石井シンイチロヲ(現いしいしい)氏がブログに挙げていたポエムに(勝手に)曲をつけたのが事の始まりで、歌詞も覚えやすくやりやすいのでライブでも度々演奏。そして、それから後にこちらもダラダラマン用の提供曲に。

7.I'm waiting for you
ダラダラマンのアルバム「ダラダラマン」への提供曲の3曲目。英歌詞で歌われる歌詞の内容はダラダラマンの日記で綴られていた妻への愛あるエピソードがキッカケ。ちなみにコレと前述の「おとなげなし」は昔の音質の悪かった頃の携帯で録ったんだけど、それがまたこういう弾き語りにはしっくり来たね。

8.ホットケーキ
じょあさんへの提供曲を気が向いたのでドラムの練習がてらスタジオでひとり多重録音。
弾き語りのライブでも結構好評な一曲なのですが、自白しますとメロディーと曲調的にはくるりの「Baby I Love You」の影響が大です(笑)。

9.夕焼け
元々は5年前の35歳の誕生日に行われた「3つのお題でひとりカンタービレ」の告知でFMくしろの「サウンドステージ」に出た時に放送中に即興で作って弾き語りしたお題曲でそれをリハで「即興ひとりカンタービレ」したのがこちら。本当は曲の尺がもっと長いんだけどリハなのでダイジェスト短縮版で。

10.民営化~僕とヴィヴィアンと民営化~
で、前述のその生誕35周年単独公演で会場の
お客さんから歌詞のお題(この時は確か「パンテラ」「ヴィヴィアンウエストウッド」「民営化」の3つ)をもらって即興で作曲と全パートひとりレコーディングをして出来たのがこの曲。こちらの一部始終はまだ映像も残っているので、そのうち出来たらYouTubeとかにアップしてみるのも面白いかも。

11.DIARY
anyちゃんへの提供曲。楽曲が女子のキーという事でまるでトム・ウェイツとかを彷彿させる低音ボイスで歌入れ。ですが結局anyちゃんにはまだ歌ってもらってないので苦労して入れたせっかくの魅惑の低音ボイスも無駄に(笑)。という訳で今回こちらに収録。

12.女優
新里組長の実母・新里ノリコさんからの楽曲依頼が来たのでノリコさん自作の歌詞に中島みゆきの「糸」とユーミンの「翳りゆく部屋」テイストを盛り込んだ一曲。伴奏のオケを昔のカラオケのトラック風にシンセで打ち込んでいるのはご愛嬌。生で弾けばいいのにわざとシンセで打ち込んだギターソロの音とフレーズの雰囲気が個人的には大好きです。

13.コンブ・ロックンロール
昆布森漁協の関係の人が書いた歌詞に誰か曲をつけて欲しいとのオファーが。「コンブ、コンブ、コンブ、コンブロックンロール」というサビに「ヤマサ昆布つゆ」のCMソングに対抗できる様なフレーズをつけられなくてかなり難産だったのだが「神」ことAKIRA MIYAO氏とコラボする案を思いついてからはサクサクと曲が完成。そしてレコーディングも宮尾のさすがの神テイクが炸裂でサクサクとほぼワンテイクで終了。俺のイメージ通りのエアロスミス&ランDMCな仕上がりに。

14.赤い車
島村楽器主催の2013年の「録れコン」応募作品。応募テーマの(ホントはどれか一つを選ぶ)「赤」「卒業」「ドライブ」「片想い」を全部歌詞に取り入れてお題的な曲作りを敢行。あと驚いたのが歌詞の題材のモチーフにした(当時は全然欲しかったワケでも買う予定があったワケでもなかった)カーショップ・ノルドに置いてあった赤いボディーの中古の外車「アルファロメオ147」を後に本当に自分が買う事になるという事実(笑)。ちなみに曲調とサウンド的には80年代のKANや岡村ちゃんとかの感じを狙ってみました。

15.すてきなラジオ
ロックバー「サイコジェニー」監修のオムニバスCD「ロックンロールハイスクールV.A.」に別名義で収録した曲の日本語バージョン。雰囲気としては漣健児とか岩谷時子みたいな日本語ポップスの超訳的なフィーリングで。ちなみにドラムはジョン・ボーナムがツェッペリンの「FOOL IN THE RAIN」をレコーディングした時のアウトテイク音源を編集して上からひとり多重録音でレコーディングした擬似コラボという、何とも恐れ多い一曲。

16.CHERRY
ブラックキラーの変名バンド「じょんのびぼういず」で2013年のHOT LINEに出る為に作った一曲。YUIの「CHE.R.RY」とスピッツの「チェリー」の歌詞からの引用と前から個人的に使いたかったプライマル・スクリームの「ROCKS」からのサンプリングが特徴。20代の頃に浮かんでずっとボツになってたギターリフにアラフォーの自分が歌詞と足りない部分の作曲とアレンジをするという自分内コラボ。ここ数年で歌詞をつけるレベルがアップして来たし歌詞のついてない曲のストックは元々沢山あるので、これからはこの手のパターンがもしかしたら増えるかも。

17.Lewis(ルイス)
Xiaoに提供した曲のデモバージョン。「ベースを全部開放弦で弾ける曲作って下さい」という某メンバーからのオファー。そして歌詞はその某メンバーの発した思わぬ一言がキッカケ。

18.おっぱい(転牙のカバー)
前からやってみたかった転牙のカバーをこれまた前からやってみたかった生演奏のピアノを使ったポップアレンジ、しかもレコーディング方法もこれまた前からやってみたかった「テープMTRをコンデンサーマイクと真空管プリアンプで贅沢に録る」を実験してみた一曲。

19.春になったら
2015年の「録れコン」応募作品。ドラムループは今は亡きDVD付き成人雑誌「TENGU」の付属ディスクのチャプター画面のBGMに使われていたループで、それがまたなんとも良いグルーヴだったので採用。

20.I'll GIVE ROMANTIC FOR YOU(ロマンティックあげるよ)
2015年のHOT LINEやじょんのびフェスに「JONNOBI STANDARD」で出演するために作った
ご存知「ロマンティックあげるよ」の英歌詞カバーのひとり多重録音デモ。デモなので曲の尺もTVサイズで。

今日の一枚
国分和三盆/国分和三盆生誕40周年記念ベスト

今日の40周年

2015年10月09日 | ライブのお知らせ

思えば5年前にも「生誕35周年記念イベント」なるものをやって、この日記にもあれこれとその事について書いた
http://blog.goo.ne.jp/kurcfolk/e/1766fabf35267374eee83fefb66504b4
私なのですが、この度めでたく?無事に40歳を迎える事となったので再びそんなイベント的な事をやってみようかなと思います。今回はベイルドカフェにて過去に国分和三盆作品をカバーした、または提供された事のあるアーティストを集めてトリビュートライブ的な事をやってもらおうかと思っております。偶然にもメンツは全盛期のKURCイベントを知る方々には堪らない?懐かしさ満点の往年のラインナップとなりました。バンドがいなくてアコースティックばかりのメンツになったのもこれまた偶然。国分和三盆トリビュートというよりはなんかまるでKURC同窓会って感じだなこりゃ。

国分和三盆生誕40周年記念企画
「国分和三盆トリビュートライブ」
~国分和三盆さんの40歳を祝う夕べ~

2015年10月16日(金)
Veiled Cafe(釧路市愛国西1丁目11-7)
21時開場・開演、料金1000円(前売り、当日共に)

出演:
Any、Techno、オーシャン野村、じょんのび商店、すばらしきこの世界、なかおか詠市、水嶋ヒロキ他

※当日は飛び入り出演トリビュート、及び誕生日プレゼントもどしどし受付しております。

今日の一曲
国分和三盆/民営化(国分和三盆生誕35周年の時の記念お題ソング)

今日の2014ベスト

2015年01月19日 | 今日の国分和三盆
毎年恒例のベストアルバム選考、及び最近はすっかりこのブログもこれに合わせての年中行事になって行ってる感じでございますが、まあ今年もいつも通り行ってみましょう。新譜・旧譜を問わず自分がこの一年の間に特に印象に残った、またはよく聴いたアルバム(またはシングルでも何でも)を順不同で選んだ10枚がコチラです。

国分和三盆2014ベスト(順不同)

1.Pixies/Indie Cindy
ウィーザーやニルヴァーナにも多大な影響を与えた伝説のバンド・ピクシーズの(確か)再結成後の初の新作アルバム。とりあえず、新曲群が過去の名曲に負けない位に凄く良いです。これって地味になかなか出来ない事。

2.APHEX TWIN/SYRO
「相変わらず」とか「音色が昔と同じ」とか色々言われながらもやっぱり唯一無二で安定のエイフェックスツインさんがランクイン。むしろ個人的にはテクノ界のラモーンズとかAC/DC的な金太郎飴な存在になって欲しい。

3.岡村靖幸/ビバナミダ
昨年は、アルバムこそは出さなかったものの地味にリリースの多かった岡村ちゃん。このシングルは4曲入りなのでほぼミニアルバムな一枚。個人的にはこの次にリリースした小出祐介との「愛はおしゃれじゃない」も好き。

4.みきとP feat.初音ミク/僕は初音ミクとキスをした
昨年の個人的なトピックとして自分の中の「ボカロ元年」となった2014年。ひょんな事から結成したバンド「クリーミー」でコピーした「サリシノハラ」をキッカケにもう初音ミクやボカロ音楽の虜に。個人的にはやっぱりみきとPの作る曲が好きかなー。

5.米津玄師/YANKEE
ボカロ繋がりで、こっちもランクイン。でもこのアルバム、実名は敢えて伏せますが下手なロキノン系のアーティストのアルバムより全然グッと来たし、周りの知り合いにも意外にファンを公言する人の多かった米津さんでした。

6.THIS HEAT/made available
今回のセレクトの中では多分一番古いバンドと音源かもしれないこのTHIS HEAT。まさかこんなツボなバンドの1977年の音源(このアルバム自体は1996年に発売)を2014年の今まで知らなかった事に後悔。このバンドのサウンドを説明するのは非常に難しいので、あとは各々で聴いてもらうしかありません。

7.平井一彦/山背
2014年夏に行われたじょんのびフェスでのライブも記憶に新しい根室系フォークの重鎮こと平井一彦さん(御年60歳!)。「密漁」や「オホーツク」等の代表作が入った本作は楽曲・サウンド共に非常に素晴らしい一枚。

8.BOOWY/THE BEST STORY
BOOWYの生誕30周年記念のベストアルバム(発売は2013年)。ブルースペックCDの音質で蘇る(特に初期の)BOOWYサウンドはレコードや黎明期のCDで(もしくはそこからダビングしたテープで)聴いていたファンには堪らない内容。選曲も絶妙なベスト盤。

9.放課後ティータイム/HO-KAGO TEA TIME
普段アニメとか全然観ないのに何のキッカケか遅ればせながらまさかの「けいおん!」がマイブームに。CDもヤフオクや中古コーナーを探しまくってほぼコンプリート。

10.PRINCE/ART OFFCIAL AGE
最後は、アーティストは古株ですが一応2014年の新作で。プリンスってそういえばそんなにちゃんと聴いて来なかったんだけど今になって分かる良さと言うか濃さというか(笑)。いやー流石です殿下。まさに天才。

今日の一枚
V.A.「おもしろ音源2014冬号~国分和三盆2014ベスト~」

今日の2013ベストアルバム

2014年01月13日 | 今日の国分和三盆
毎年恒例、年間ベストアルバムを今回も選考しましたので備忘録を兼ねてこちらにアップしております。かれこれ、こういう事を思えばもう10年くらいやってますね。そしてその度にそのアルバムからの音源を集めたオムニバスCDを作って同じ事をやってる友達とさながら年賀状orお歳暮的な感じでそれを送りあってやりとりをしてたり。まあそんな感じで今年のベストはこちら。

○2013年ベストアルバム10(順不同)

1.KAN「遥かなるまわり道の向こうで」
昨年、一月末に釧路にKANさんが弾き語りライブで釧路に来まして、それを観に行ったのを機にマイブームが発生。中古市場を漁って過去のアルバムを集めまくりましたね。でも、同じ様な事を考えてた人がいたのか、普段はあれだけあったKANのアルバムが一時期、釧路には全然見当たらなかった。これホントです。

2.岡村靖幸「GOLDEN☆BEST
(ヒロレコーズ盤)」
KANさんブームと前後して自分の中で起こったのが岡村ちゃんブーム。昔は特にそんなに好きではなかったんですけど、自分も大人になって岡村ちゃんのファンクでディープな部分が理解出来る様になったのでしょうか。この時期かなりハマって影響受けてました。

3.THE COLLECTORS
「THE GREATEST TRACKS」
KANさん、岡村ちゃんブームを経て次に来たのがコレクターズブーム。しかも、まさかのpodcast経由。彼らのやっている「池袋交差点24時」という番組を聴いたら超面白くてハマって、それから久々にコレクターズの音楽の方にも再注目してハマって行くという展開。三月の札幌公演やライジングサンのコレクターズも是非観に行きたかった!

4.DAVID GATES
「THE EARLY YEARS 1962-1967」
これはヒロレコーズからのお勧めアルバムが自分内でも大ヒット。今年はこのパターンが結構多い(笑)。音源は60年代の物を集めたオムニバスですが、このコンピレーションが出たのは2013年なのでもちろんランキング入り。

5.ソギー•チェリオス「1959」
SOGGY CHEERIOS(ソギーチェリオス)はカーネーションの直枝政広とワールドスタンダードの鈴木惣一郎のユニットで、これもヒロレコーズからのお勧めアルバム。はっぴいえんどとカーネーションを好きな人ならこれは絶対ツボでしょうね。ダラダラマンに聴かせてあげたかった。

6.BBQ CHICKENS「BROKENS BUBBLES」
BBQ CHICKENSのアルバムは毎回楽しみで買ってるのですが今回も納得の出来。モーターヘッドの「ACE OF SPADES」のカバーも秀逸。

7.JULIANA HATFIELD「WILD ANIMALS」
これも新作が出たら無条件でアルバムを購入するアーティスト。JULIANA様の今作はここ数年やっている「アコースティック弾き語り+打ち込み」を踏襲した宅録感の強いアルバム。なんかリアルで地味にグッと来るんだなこれが。

8.Perfume「LEVEL 3」
安定のPerfume。でも毎回ちゃんと挑戦して攻めてる感じが凄い。

9.きゃりーぱみゅぱみゅ「なんだこれくしょん」
Perfumeとはまた違った挑戦の仕方で攻めてる中田ヤスタカの凄さを感じる一枚。あと、きゃりーの歌ってなんか良い。ついでに見た目も意外にツボでなんか好きです。

10.V.A.「HEARD THEM HERE FIRST
(ラモーンズ原曲集)」
最後の一枚もヒロレコーズからのお勧めCD。ラモーンズがカバーした曲の原曲を集めたオムニバスアルバム。これを自分が気にいらない訳がない(笑)。年末はこれをよく聴いた。なんとも「ちょうど良い」一枚。激しいパンクやエクストリーム音楽がちょっと常時聴くのがツラくなって来たラモーンズファンには是非お勧めの一枚ですね。

-総評-
2011年以降から自分の中で顕著になってきた「邦楽&日本語歌詞」の再評価は今年も継続してこのランキングにも影響していて、普段の音楽生活に於いても、昔はあれだけ洋楽&英歌詞至上主義だった自分がここ数年はすっかり聴くのも自分で作るのもほとんど日本語歌詞が多くなりました。せっかく今、邦楽シーンがこれだけ英歌詞のバンドがデフォルトになって珍しくないものになったっていうのに(笑)。どうなるんだろ2014年。という訳で今年もどうぞよろしくです。

今日の一枚
V.A./2013ベストアルバム(コクブンジュン編)

-曲目-

・KAN
「遥かなるまわり道の向こうで」より
1.世界でいちばん好きな人
2.カレーライス

・岡村靖幸
「GOLDEN☆BEST(ヒロレコーズ盤)」より
3.だいすき
4.元気です

・THE COLLECTORS
「THE GREATEST TRACKS」より
5.TOUGH
6.MILLION CROSSROAD ROCK

・DAVID GATES
「THE EARLY YEARS 1962-1967」より
7.THE MURMAIDS/POPSICLES AND ICICLES
8.THE GIRLFRIENDS/MY ONE AND ONLY JIMMY BOY

・ソギー•チェリオス「1959」より
9.ロックンロールが
空から降ってきた日
10.明日も

・BBQ CHICKENS
「BROKENS BUBBLES」より
11.ACE OF SPADES(MOTORHEAD)
12.SICK BOY(G.B.H)

・JULIANA HATFIELD
「WILD ANIMALS」より
13.HURT ME
14.PUSH PINS

・Perfume「LEVEL 3」より
15.1mm
16.SPENDING ALL MY TIME

・きゃりーぱみゅぱみゅ
「なんだこれくしょん」より
17.にんじゃりばんばん
18.ふりそでーしょん

・ラモーンズ原曲集
「HEARD THEM HERE FIRST」より
19.CHRIS MONTEZ/LET'S DANCE
20.MOTORHEAD/R.A.M.O.N.E.S.

今日のKURC6周年記念ライブ

2013年02月18日 | ライブのお知らせ
今月24日(日)に開催のKURC6周年記念ライブは、先日惜しまれつつも解散した新里オールスターズの解散を記念して「~追悼~新里オールスターズ解散記念トリビュートライブ」というテーマで行きたいと思っております。開催場所はVeiled cafeにて午後7時オープン、7時半スタート、チケットは前売り、当日共に1000円です。まだまだチケットあります(笑)。

ちなみに出演者はこちら!今年も例年通り多彩な顔ぶれですが、今回は実は意外にもKURCの企画には初出演の入舟一郎とゴールドラインが出たり、あとはこれまた俺がやっているBONDがアコースティックバージョンで出演したりと自分的には新しい試みも。その辺も楽しみにして観に来て頂けたら是非。


KURC自主企画Vol.24
新里オールスターズ解散記念トリビュートライブ「追悼」

2013.02.24(日)
Veiled cafe(釧路市愛国西1-11-7)
OPEN 19:00
START 19:30
チケット \1000(前売り、当日共に)

出演アーティスト:
MR.X
河合乙遊
なかおか詠市
裏里オールスターズ
KAZU
ジャッカル司口
Chang亀岡
テフロン渡邊
BOND
入舟一郎とゴールドライン
内海エレクトリック紙芝居

今日の一曲
新里オールスターズ/ミルクソフトクリーム

今日のダラダラマン

2012年12月20日 | 今日の国分和三盆
昨夜「ダラダラマン」こと犬レーベル主宰•今野伸哉さんがくも膜下出血で亡くなりました。

彼と自分は同い年で、しかも犬レーベルとRレーベルという同じ様な音楽集団を同時期にお互いの存在を知らぬまま同じ街で活動を続けていたという過去もあってか、始めて彼に会った時はまるで生き別れの双子に会ったかの様な気がしたのを今でも覚えています。

お互いに詞曲を自分で作って演奏して録音して、という音楽スタイルが他の周りの音楽友達よりも近かったので「ライバル」と言ったらおこがましいですが、何か特別な感情のあった存在だった事は確かです。

非常に才能とセンスのある人でした。そしてその作家性とコンスタントな作品のリリース能力と自己プロデュース能力と行動力、それにはもうただただ脱帽です。自分を含めた釧路の音楽シーンの人間は、もっとみんなダラダラマンの様に活動すればいいのに。と今でも思うばかりです。

彼とはお互い30歳を過ぎてから知り合ったので出会うのも遅かったし、仲良くなってからお互いのバンド(和三盆と東龍門)のライブやKURCのイベントで数回共演し始めた矢先に彼が仕事の都合で美幌や長万部に転勤になってしまったのでそれからは年に数回のやりとりしか出来なくなってしまっていたのがここ数年の現状でした。なので今回のこの別れ方は非常に残念で、そしてあまりにも早過ぎた。前回彼が来釧した時に会えなかった事も、今更ですが個人的には非常に悔やまれます。

友人の一人を失った、という感情はもちろんですが、いちファンとして、ダラダラマンのこれからの活動や新作を見たり聴いたりする事が出来ないという喪失感がより、多分これから彼の不在を感じさせる要因となるんだろうな。

通夜及び葬儀は明日から彼の住んでいた長万部の方で執り行われる模様です。残念ながら出席は出来ませんが、今後何かこちらで出来る事があれば是非協力したいと思っております。

最後にダラダラマンに一言、

「この前メールした例のギターの件ですが、その後どうなりましたでしょうか?あと、最近そちらから送られてくるCD-Rが全然再生出来ません。パソコンまたはCDライターの買い替えを考えてみては?そしてあともう一つ(全然一言じゃないね)、ユーミン、ユニコーンと続いている犬レーベルとRレーベルのトリビュートアルバム製作のシリーズですが、今度は誰の作ります?もし返事無いなら、こっちで勝手に話進めて作っちゃいますよ?」

今日の一曲
ダラダラマン/チョコレート