音盤けもの道

H18.9月の音盤レビュー
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『Grandpaw would』BEN LEE


グ

『Grandpaw would』BEN LEE


グランジ以降ポッカリと空いたシーンの穴に颯爽と登場したローファイ小僧・ベンリーの記念すべきファーストアルバム。

20ドルで買ったアコギを片手に子供声の残る決して上手ではない歌で
“いざっていうときもアコースティックギターは人のことを弱虫なんて言わない”
とか
“愉快な歌はやめられない
辞世の句もきっとポップ・ソングさ”
とか歌う。


良いね。

そして自分で書いた名ライナーノーツ。面白い。

当時17歳の、特にギターも歌も激ウマなわけではない彼がたったひとつ自分の感性のみを頼りに世界に発したこのアルバム、素晴らしい傑作です。

音楽が楽しくて仕方ないってのがビンビンに伝わる。


セカンドではすっかり大人になってしまった彼の事を考えると、この純粋に満ちた1stは奇跡だったのかも知れない。


“きみの呼吸する空気なしには生きられない”

ベンリーは詩も良いんだよね。



1.POP QUEEN
2.HOW CAN THAT BE?
3.SPRAWL
4.I'M WITH THE STAR
5.DON'T LEAVE
6.AWAY WITH THE PIXIES
7.BOLT
8.SIDE VIEW
9.PATHETIC
10.SONG 4 YOU
11.TRYING TO SNEEZE
12.THE LOFT
13.FRIGID

…他全21曲。
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