1/5ページ目 「東京グッドバイ」鈴木翁二 知る人ぞ知る鈴木翁二(この人はシンガーソングライターでもある)が1969〜1982の間に『ガロ』や『マンガ奇想天外』などで発表した11編の短編作品を収録。 現実に潜む幻想を苦いくらいの表現で描くファンタジー。 苦い。 鈴木翁二の漫画には“苦さ”が全編に漂ってる。 絞ったら苦い珈琲が出てくるんじゃないかな。 そして郷愁。全てが感傷的なまでに純粋。純粋さ故に社会の枠からはみ出してしまう人間達がたくさん出てくる。 そして、全ての作品がそうした所謂おちこぼれた人達や子供達の目線で描かれている。 子供の時に見た得体の知れない大人の世界。 その目線の郷愁に溢れている。 個人的には表題作でもある『東京グッドバイ』が好き。 サリンジャーの小説みたいだ。 《収録作品》 1.鉱石考 2.東京グッドバイ 3.懐しの夜 4.泣きの雨 5.庄助あたりで 6.むこうのラムネ庵 7.柿を噛む 8.親無し町 9.君と旅する 10.サーカス 11.白い花 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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